【ソウル聯合ニュース】韓米自由貿易協定(FTA)の発効から1年間で、自動車・造船業の韓国中小企業の対米輸出増加率が193.2%を記録したことが分かった。
 韓国中小企業中央会は3日、先月に対米輸出関連の中小企業300社を調査した結果、32%の企業が韓米FTA発効後に輸出が伸びたと回答したと明らかにした。
 そのうち自動車・造船業の輸出増加率が最も高く、医療機器・医薬品が115.9%、機械も93.7%増加した。
 輸出増加の理由として、企業の海外マーケティング努力(51.0%)、品質競争力の向上(15.6%)、関税引き下げによる価格競争力向上(11.5%)、韓国製品に対するイメージ改善(11.5%)などが挙がった。
 だが、調査対象企業の54.3%は輸出額に変化はなく、13.7%はむしろ減少したと答えた。
 対米輸出関連企業が抱える問題として、新規バイヤー発掘の難しさ(29.9%)、生産地証明発給手続きの不便(24.0%)、米市場についての情報不足(18.8%)、米国の認証獲得の複雑さ(14.8%)が挙げられた。
 同会関係者は、輸出が増加した企業が一部業種に偏っていることから、「バイヤー発掘や生産地証明支援など体系的なサポートが必要だ」と話した。同会は今月から関税庁とともに、生産地証明発給など輸出中小企業のニーズに合わせた支援をしていく予定だ。

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