【ソウル聯合ニュース】韓国の海洋水産部長官候補に指名された尹珍淑(ユン・ジンスク)氏は2日、国会の人事聴聞会に出席し、日本と中国が領有権を主張する独島と離於島(中国名:蘇岩礁)の管轄権を強化する方針を示した。
 海上境界の画定に備え、朝鮮半島周辺海域の地形調査、無人島の管理強化などを進める考え。また、管轄海域での警備を強化するほか、不法操業などの行為についても厳重に対処するとした。
 南極と北極など極地の経済権益を拡張できるよう、北極航路の開拓、沿岸国の資源開発参加、基礎・応用研究拡大などにも力を入れる計画を明らかにした。
 尹氏は「未来の新成長エンジンの発掘や雇用創出のため、高付加価値の海洋水産業の育成に総力を挙げる」と強調。韓国企業が海洋水産の生物資源、海上プラント、エネルギー、鉱物資源の開発に進出できるよう積極的に支援することを表明した。

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