【ソウル聯合ニュース】韓国の主要上場企業の7割が、4~6月期の業績が改善する見通しだ。
 金融情報会社のエフエヌガイドによると、上場企業118社に対する証券会社の業績予想を集計したところ、全体の72.9%の86社で4~6月期の営業損益が前年同期より改善する。76社は営業利益が増加、7社は黒字転換、3社は赤字幅の縮小が予想される。
 当期純損益が前年同期比で改善する上場企業も、79.7%の94社に上るとみられる。
 企業別にみると、サムスン電子の4~6月期の営業利益は9兆8104億ウォン(約8298億円)と、前年同期比53.4%増加する予想だ。このほど公開した新型スマートフォン(多機能携帯電話)「ギャラクシーS4」が善戦すれば、初の10兆ウォン超も期待される。
 LG電子の営業利益予想は4306億ウォンで、前年同期比15.1%減少するが、前四半期の予想値より48.0%の増加となる。
 現代自動車の営業利益は2兆3617億ウォン、起亜自動車は9972億ウォン、ポスコは1兆498億ウォンと予想された。自動車、鉄鋼メーカーは円安のショックが大きく、営業利益が前年同期に比べ減少するものの、前期比では10%台半ばから後半の伸び幅になりそうだ。
 輸出企業の場合、円安進行の勢い鈍化や韓国政府の追加補正予算編成、米国を中心とする世界的な景気回復の兆しが好材料に挙げられる。ただ、円安が再び加速すれば、営業利益の見通しが引き下げられる可能性もある。

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