【ソウル聯合ニュース】現代自動車など韓国の完成車メーカー5社は今年に入り、輸出業績は悪化したものの、輸出単価は4.4%上昇したことが分かった。
 韓国自動車産業協会によると、現代自、起亜自動車、韓国GM、ルノーサムスン、双竜自動車の完成車メーカー5社は1~2月に51万8251台を輸出した。前年同期比5.0%減。ただ、1台当たりの輸出単価は1万3500万ドル(約127万円)から1万4100ドルに4.4%上昇した。
 現代自が韓国工場で生産して海外に輸出した車両は20万5195台で前年同期比0.3%減少したが、輸出額は同2.6%増の32億5000万ドルとなった。1台当たり輸出単価は1万5800万ドルで2.9%上昇した。
 起亜自は輸出台数7.9%減、輸出額7.0%減となったが、1台当たりの輸出単価は1.0%上昇の1万2700ドルを記録し、収益性の悪化を最小限に食い止めた。
 現代・起亜自グループは1月に行われた企業説明会で、円安傾向で予想される収益性の悪化を輸出単価上昇、品質改善などで乗り越えると発表していた。
 「エクウス」など高級セダンが米国を中心に販売好調を維持しているほか、中東地域でも販売が急増しているだけに、安定的な収益を確保できると、現代・起亜自グループは期待している。
 韓国GMの輸出単価は前年同期比17.9%上昇、ルノーサムスンは3.9%上昇したが、双竜自は2.1%下落した。

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