【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は29日、来韓中のコーカー米上院議員(外交委員会筆頭委員)と会談し、来年3月に期限切れを迎える韓米原子力協定について「原子力の平和的利用を拡大できるよう先進的に改定すべきだ」と述べ、米国議会が関心を持つよう求めた。青瓦台(大統領府)の金杏(キム・ヘン)報道官が伝えた。
 コーカー議員はこれに対し「韓国での原子力エネルギーの重要性を理解している。相互互恵的な結果を出せるものと期待している」と答えた。
 韓米は2010年から協定の改定交渉を進めているが、使用済み核燃料の再処理問題や低濃縮ウランの独自生産問題などをめぐり意見が食い違っている。
 朴大統領は併せて、北朝鮮問題と関連し「北朝鮮が挑発に乗り出さないよう韓米の協力を基盤に確実な抑止力を維持していくが、北朝鮮が正しい道を選ぶなら(対話や人道支援を通じて南北の信頼構築を目指す)朝鮮半島信頼プロセスを稼動させ、北朝鮮の変化を積極的に支援していく」と重ねて強調した。 

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