【世宗聯合ニュース】韓国の鉱工業生産が前月比で2か月連続の減少となった。今後の景気を予測する先行指数も下落した。
 韓国統計庁が29日に発表した産業活動動向によると、2月の鉱工業生産は前月比0.8%減少した。
 鉱工業生産は昨年9~12月に上昇ペースを維持していたが、今年1月にマイナスに転じてから2か月連続で減少した。
 鉱工業、サービス業、建設業、公共行政の4部門をあわせた全産業生産は前月比1.2%増となった。現在の景気状況を示す動向指数循環変動値は前月より0.1ポイント上昇したが、今後の景気を予測する先行指数は同0.1ポイント下落となった。
 製造業の業種別の前月比生産をみると、半導体・部品(4.0%減)、金属加工(6・5%減)、その他運送装備(5.0%減)などは減少し、衣服・毛皮(30.3%増)、医薬品(6.3%増)、医療精密科学(6.1%増)などは増えた。
 製品出荷は、半導体・部品(1.4%増)、衣服・毛皮(16.0%増)、映像音響通信(3.3%増)は増えたが、その他運送装備(14.8%減)、石油精製(5.3%減)、金属加工(7.4%減)などが減ったため、先月より1.0%減少した。内需出荷は先月と比べ0.4%減、輸出出荷は1.8%減となった。
 製造業の稼働率指数は前月より1.1%減、前年同月比では12.2%減となり、いずれも悪化した。
 サービス業生産は前月比1.7%増えた。卸売業・小売業(1.5%増)、宿泊業・飲食業(1.2%増)、不動産・賃貸(5.3%増)などが上昇したため。
 設備投資は前月より6.5%増加したが、前年同月比では18.2%減となった。建設受注は発電と機械設置が振るわず、1年前より46.4%急減した。

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