【北京聯合ニュース】北朝鮮の3回目の核実験により朝鮮半島の緊張が高まる中、北朝鮮の観光責任者の金道俊(キム・ドジュン)国家観光総局長が最近、観光客を誘致するために中国を訪れたことが28日分かった。北朝鮮消息筋が伝えた。
 金総局長は北京や上海、陝西省などで中国地方自治体の観光担当者や観光業界関係者らと会い、4月から始まる北朝鮮の本格的な旅行シーズンにたくさんの観光客を送るよう要請したという。中国観光客のため、平壌と中国各地を行き来するチャーター機の増便にも合意したもようだ。
 北朝鮮と中国の間では平壌-北京、平壌-瀋陽の定期便がある。北朝鮮と中国は北朝鮮の旅行シーズン中、需要に応じて西安、上海などでチャーター機を運航している。
 北朝鮮は米国や欧州、台湾、シンガポールなどの観光客誘致にも取り組んでいる。
 旅行産業は北朝鮮の主な外貨稼ぎの一つとして浮上した。北朝鮮は朝鮮半島の緊張を高めているが、外国人の旅行は通常通り行われている。

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