【ワシントン聯合ニュース】2015年に予定される有事作戦統制権の在韓米軍から韓国軍への移管について、リッパート米国防次官補(アジア・太平洋安全保障問題担当)は27日、予定通り進める方針を示した。
 リッパート次官補は米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が主催した討論会に出席し、「われわれは『戦略同盟2015』を進行している」と説明した。同盟力の構築を通じ作戦統制権の移管を支援しているとしながら、「さまざまな挑戦があるだろうが、(作戦統制権の移管が)実現するよう、毎日集中して作業している」と強調した。
 この発言は、北朝鮮の3回目の核実験後、作戦統制権の移管時期を遅らせるべきとの主張が出ていることに対し、現時点では変更の計画がないことを改めて確認したものと受け止められる。
 韓米は先ごろワシントンで韓米統合国防協議体(KIDD)会議を開き、作戦統制権の移管作業を計画通り推進することで合意している。
 リッパート次官補は「政策的な面では、抑止力拡張に向けた革新的な方策について韓国政府と議論を進めている」と話した。在韓米軍の基地移転についてもスケジュール通り進めていると説明した。
 さらに「韓国と日本は世界で最も重要な同盟国」としながら、同盟強化に向け、韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)新大統領との緊密協力に期待を示した。

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