【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の柳佑益(リュ・ウイク)長官は1日、同部職員に対し、北朝鮮が実施を表明している核実験について、過去2回の核実験とは異なる厳しい状況だと強調した。
 柳長官は3回目の核実験は核開発の最終段階の可能性があると指摘し、韓国国民や国際社会が安易に対応してはならないと訴えた。3回目の核実験が強行されれば、核弾頭の小型化技術の向上などで、朝鮮半島の安全保障の枠組みを根底から覆されるとの危機感を表した発言とみられる。
 柳長官はまた、「北朝鮮が核実験を放棄するよう最後の瞬間まで努力する」と述べ、北朝鮮当局に韓国と国際社会の求める正しい選択をするよう要求した。
 国会で審議が継続中の北朝鮮の人権状況改善を目指す「北朝鮮人権法」については早期の制定を求めた。

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