【ソウル聯合ニュース】昨年、船を利用した韓国の国際線旅客数が過去最多を記録した。
 韓国国土海洋部は1日、昨年の国際航路の旅客数を前年比6.6%増の288万672人と発表した。
 韓日航路の旅客数が117万1896人と23.5%急増し、東日本大震災前の水準を回復したことが追い風となった。釜山~博多が中心だった高速船の航路の一部を釜山~対馬に転換してから、乗客が大幅に増加した。韓国とロシア、日本を結ぶ航路も7.7%増えた。
 その半面、韓中航路の旅客は2.8%減少し166万32人にとどまった。世界経済の減速や格安航空会社(LCC)の増加などが響いた。
 国際旅客のうち、韓国人の旅客が全体の53%にあたる約152万4000人だった。2011年は前年比15.3%減少したが、昨年は4.1%増に転じた。外国人旅客は約135万7000人で、9.6%増加した。
 一方、国際線貨物も58万1310TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)で過去最大を記録した。輸出が全体の50.2%を占め、輸入を初めて上回った。
 今年は束草(江原道)~ロシア・ウラジオストク航路の再開と平沢(京畿道)~中国・煙台航路開設で、旅客と貨物の需要が拡大する見込みだ。 

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