CFRで演説するクリントン米国務長官=31日、ワシントン(AFP=聯合ニュース)
CFRで演説するクリントン米国務長官=31日、ワシントン(AFP=聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】今週限りで退任するクリントン米国務長官は先月31日、米外交問題評議会(CFR)で任期中最後となる公開演説を行い、昨年3月に発効した韓米自由貿易協定(FTA)を評価した。
 クリントン氏は演説で任期4年間の外交成果を振り返った。韓米FTAについては「米国のアジア再均衡(rebalancing)戦略またはアジアにおける信頼軸の移動政策の一環」と紹介した。
 また、長官就任初日から軍事・経済などの物理力を意味する「ハードパワー」よりも経済や文化の交流を意味する「ソフトパワー」や「スマートパワー」を強調してきたと紹介。その一例として、米国のアジア・太平洋地域に対する参与および関係拡大を挙げた。
 クリントン氏は「(米国は)アジア・太平洋地域の軍事シフトに集中しており、海外に駐屯する米軍の再配置計画は包括的戦略の重要要素だが、同盟と経済・安保分野での協力を強化することも大切だ」と述べた。
 米国はクリントン氏が言及した戦略に従って、オーストラリアに海兵隊を派遣するとともに韓国とのFTAを締結・承認した。

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