ヘーゲル元上院議員=(AP=聯合ニュース)
ヘーゲル元上院議員=(AP=聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】次期米国防長官に指名されたヘーゲル元上院議員は先月31日、オバマ政権のアジア太平洋地域の米軍再編に関し、戦略の対象として北朝鮮の挑発を挙げた。
 ヘーゲル氏は上院軍事委員会の公聴会で、「米国は未来の脅威と挑戦に備え、海外に対する関心を拡大しなければならない」と発言。アジア太平洋地域の再編について、韓国や日本、オーストラリアなど同盟国との協力を深めるためと説明しながら、「これは北朝鮮などの挑発を阻止し防衛するためのもの」と強調した。テロへの対応、拡散防止、海上安保の確立などに向け、ネットワークを拡大する措置でもあるという。
 また、「北朝鮮は脅威の水準を超えた状態。すでに実質的な核パワーとなっている上、予測が不可能」と指摘した。
 同氏は公聴会に先立ち提出した資料の中でも、「北朝鮮の大量破壊兵器と弾道ミサイル開発は、われわれの同盟国を直接脅かし、米国にとっても次第に脅威になろうとしている」と懸念を示した。
 一方、米上院のレビン軍事委員長は、ヘーゲル氏が解決すべき世界の安保脅威要因として、イランやシリアと並べて「北朝鮮の核武装政権による持続的で予測不可能な行動」を挙げた。

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