【高興聯合ニュース】韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」(KSLV-1)の打ち上げ成功を受け、「KSLV-2」計画にも勢いがつくとみられる。
 パク・テハク韓国型発射体開発事業団長は「2010年から2021年までに1兆5000億ウォン(約1251億円)の予算を投入し『KSLV-2』事業を進めている。朴槿恵(パク・クンヘ)次期大統領も同事業の前倒しに言及しており、その方向で検討中だ」と説明した。
 パク団長はまた羅老の打ち上げ成功により2兆5000億ウォンの経済効果があると聞いたとしながら、「羅老の開発費は5100億ウォンで『KSLV-2』の開発費は1兆5000億ウォンなので、それに見合う相当な波及効果が期待できる」と述べた。
 以下は一問一答。
――羅老号開発が「KSLV-2」計画に与える影響は。
「羅老号打ち上げ成功は大きな意味がある。羅老号開発に関わった多くの人材が『KSLV-2』事業にも参加する。上段部分やキックモーターなどもそのまま活用する」
――「KSLV-2」計画は前倒しされるのか。
「朴次期大統領が事業の前倒しに言及しているのでその方向で検討中だ。可能であれば前倒しして攻撃的に進めていくべきだと思う。何年前倒しするかは検討中であるため言えない」
――「KSLV-2」計画に関わる人材は。
「韓国航空宇宙研究院には現在200人近くの人材がいる。海外の場合、宇宙開発事業に関わる人力は韓国の10倍だ。当初、計画では20~30人ほど増やそうと思っていたが足りないので300人以上に増やすべきだ」
――ロシアとの事業契約関係は続けるのか。
「羅老号事業を進めながら基礎が整いロシアとの友好関係が維持されれば契約は続くのではないか。韓国でも先端技術を取り入れられる所があれば積極的に模索する」
――工学的に7年以内に次期ロケットを発射することは可能か。予算の問題は。
「2021年までまだ7~8年ある。関心と支援が続けば可能だ。予算面では現在国から計画通りに予算が出ていないため厳しい面はある。計画通りに打ち上げるためには政府の意志と予算支援が必要だ」

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