【ソウル聯合ニュース】韓国で今年1~3月期の個人の信用リスク指数(予測値)がここ10年で最悪の水準となった。
 韓国銀行(中央銀行)が昨年12月10~24日の間に産業銀行、韓国輸出入銀行を除く国内銀行16行の与信担当者らに調査した結果、今年1~3月期の個人の信用リスク指数は34だった。
 これは2003年7~9月期(44)以来ワーストで、金融危機(2008年10~12月期から2009年4~6月期)の22より悪い状況だ。
 信用リスク指数は2011年まで3~9を行き来していたが、昨年4~6月期に22へと上昇し7~9月期には28、10~12月期には31に達した。
 韓銀は「景気低迷により多重債務者などのローン返済能力が低下し、銀行側の懸念が増した」と説明した。
 企業の信用リスクも悪化した。今年1~3月期の中小企業の信用リスクは34、大企業は13で金融危機以来の水準となった。
 信用リスクが上昇すると銀行の企業向け貸し付けを中心にローン審査が厳しくなることが予想される。
 韓銀関係者は「2012年は信用リスクが高まっても銀行の貸付態度はプラスを維持したが、今年は大企業向けまでマイナスになった。ウォン高と対外経済の悪化などで銀行が警戒感を抱いているようだ」と話した。

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