新年あいさつを行う鄭会長=2日、ソウル(聯合ニュース)
新年あいさつを行う鄭会長=2日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】現代・起亜自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長は2日、ソウル本社で開かれた仕事始め式であいさつし、今年の販売目標を前年比4.1%増の741万台に設定したと発表した。
 今年の経営方針には「品質を通じたブランド革新」を掲げ、質的成長による体質強化や競争力の強化を呼びかけた。また、グループ傘下の現代製鉄の第3高炉を年内に完成させ、年産1200万トンの生産体制を構築する計画を明らかにした。
 今年の主要課題としては▼ブランドにプライドを持てる革新的な品質経営推進▼未来成長エンジンの確保に向けた投資と雇用拡大▼各部門間の意思疎通や協力による741万台の目標達成▼国家経済と社会発展に貢献する模範的な企業の役割――などを示した。
 同グループは昨年、北京第3工場やブラジル工場を完工し、世界9カ国・30工場の生産体制を構築した。前年より約8%多い712万台を生産・販売し、グローバルメーカーとしての地位を確立した。
 鄭会長は今年の経営環境について、「欧州の債務危機や世界的な景気低迷の影響で国内外の市場環境が非常に難しくなると思う」との見通しを示した。その上で、「質的成長により体質を強化し、未来に向けた競争力の確保に集中し、困難を乗り越えなければならない」と強調した。
 同グループは今年、エコカーや電子制御の研究開発に対する投資を増やすほか、優秀な人材を集中的に育成し、技術競争力の確保に注力する方針だ。

Copyright 2013(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0