株式保有額　サムスン電子会長が3年連続首位＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の財閥情報専門サイト・財閥ドットコムが2日までにまとめた個人の株式保有額（昨年12月28日の大納会終値）によると、1兆ウォン（約814億円）以上の株式を保有している個人は15人となった。前年に比べ1人減った。
　調査は上場企業1789社の筆頭株主らが保有している株式保有額を分析した。首位はサムスン電子の李健熙（イ・ゴンヒ）会長だった。2010年から3年連続の首位で、株式保有額は11兆6518億ウォンだった。サムスン電子の株価が昨年、150万ウォンを超えて過去最高を更新したことを受け、前年比で32．5%増えた。
　現代・起亜自動車グループの鄭夢九（チョン・モング）会長は6兆7011億ウォンとなり、3年連続の2位になった。鄭会長の長男で、現代自動車副会長の鄭義宣（チョン・ウィソン）氏は2年連続の3位（3兆483億ウォン）。
　化粧品販売の好調を追い風に、アモーレパシフィックの徐慶培（ソ・ギョンベ）会長は順位を二つ上げ4位（2兆8540億ウォン）となった。SKグループの崔泰源（チェ・テウォン）会長は5位（1兆9600億ウォン）と順位を一つ下げた。
　現代重工業の筆頭株主で、与党セヌリ党の鄭夢準（チョン・モンジュン）国会議員は6位（1兆8677億ウォン）、ロッテグループの辛東彬（シン・ドンビン）会長が7位（1兆8235億ウォン）、日本ロッテグループの辛東主（シン・ドンジュ）副社長が8位（1兆7474億ウォン）だった。
　李健熙会長の夫人、洪羅喜（ホン・ラヒ）サムスン美術館リウム館長は前年比43．9%増の1兆6484億ウォンとなり、順位を13位から9位に上げた。女性としてはトップとなる。李会長の長男で、サムスン電子副会長の李在鎔（イ・ジェヨン）氏は前年の8891億ウォンから1兆2791億ウォンに増え、初めて1兆ウォンを上回った。順位は17位から13位に上昇した。
　芸能界ではYGエンターテインメントの梁鉉錫（ヤン・ヒョンソク）代表が1位を記録した。梁代表の2011年の株式保有額は1314億ウォンで2位だったが、所属歌手のPSYの「江南スタイル」が世界的にヒットし2195億ウォンに急増、1位に躍り出た。少女時代らが所属するSMエンタテインメントの李秀満（イ・スマン）会長は2001億ウォンとなり、2位に後退した。