【ワシントン聯合ニュース】来月21日に開かれるオバマ米大統領の2期目の就任式に韓国から出席する来賓は多くないもようだ。
 米ワシントンDCのある外交筋は30日、聯合ニュースの取材に対し「韓国政府や国会から、オバマ大統領就任式出席のために訪米すると在米韓国大使館に連絡してきた人は今のところ誰もいない」と話した。
 これは米大統領就任式を担当する連邦議会就任式典合同委員会が、外国からの来賓を公式的に招待しないことを慣例とし、また韓国の政界も新政権誕生を控え日程の調整が難しいためとみられる。
 来月韓国では政権引き継ぎ委員会委員の人選と組閣のため、慌しい日程が予想される。
 そのため崔英鎮(チェ・ヨンジン)駐米大使が韓国政府を代表する形で出席し、場合によっては一部国会議員らも出席する可能性があるという。
 2009年の1期目の就任式には当時のハンナラ党と民主党議員らが出席した。
 別の消息筋は韓国国会で予算案処理などの懸案がまとまれば、就任式に出席する議員が出るとの見方を示し、「米側も連邦議員らとの交流レベルで韓国の国会議員らを招待する可能性もある」と説明した。
 一方、来年2月25日に予定されている朴槿恵(パク・クンヘ)次期大統領の就任式への米側出席者もまだ確定していない。
 2008年の李明博(イ・ミョンバク)大統領就任式には、ライス国務長官(当時)が出席した点を考慮して、米国については長官クラスを招待するもようだ。
 ただ、2期目のオバマ政権発足直後にあたり、新任長官らに対する公聴会や景気浮揚策など各種懸案事項が山積みになっているため、スケジュールの調整は難しいだろうという見方も出ている。

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