【ソウル聯合ニュース】韓国国土海洋部が30日に発表した今年1年間の海外の建設受注額は649億ドル(約5兆5866億円)となり、前年比で9.8%増加した。
 目標額の700億ドルには及ばなかった。同部は欧州債務危機により、中東地域の新規発注が遅れたのに加え、落札者に決まり年内の契約が有力だったプロジェクトの最終契約が延期になったためと説明。全般的な海外受注の拡大は維持されているとした。
 受注先を地域別にみると、中東が369億ドル(57%)、アジアが194億ドル(30%)と、中東への一極集中が依然解消されなかった。
 工種別ではプラントが61%で最も多かった。イラクのニュータウン(77億5000万ドル)、クウェートの海上橋梁(20億6000万ドル)などの受注で土木・建築分野の受注額が前年の137億ドルから今年は229億ドル(全体の35%)に拡大した。
 来年の海外建設受注額は今年を上回る700~750億ドルになるとの見通しを示した。原油価格が安定しており、中東地域の中長期プロジェクトの発注が続くと見込んだ。

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