院内代表に選出されあいさつする朴起春議員=28日、ソウル(聯合ニュース)
院内代表に選出されあいさつする朴起春議員=28日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の最大野党・民主統合党は28日、大統領選で敗北した党内をまとめる新任の院内代表に朴起春(パク・キチュン、56)議員を選出した。
 朴氏は党内の混乱の早期収束や党の刷新と変化を進める重責を担うことになる。新政権発足の前に、朴槿恵(パク・クンヘ)次期大統領が推進する政府組織の再編や次期政権の総理と長官の人事聴聞会に向けた対応戦略を陣頭指揮する。
 中道派の朴氏は同日の院内代表選で、主流派の親盧武鉉(ノ・ムヒョン)系とされる申溪輪(シン・ゲリュン)議員を5票差で破った。大統領選敗北に対する親盧系の責任論が出ているためとみられる。
 朴氏は「派閥問題を解消し、徹底した反省と評価を行う。国民の信頼を取り戻し、正統野党の地位を立て直すことに渾身の力を込める」と意気込んだ。大統領選後、野党陣営で新党発足などが取りざたされているなか、民主統合党が親盧のイメージから脱却し、野党陣営を取りまとめることができるか注目される。

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