対外経済長官会議で冒頭発言する朴長官=28日、ソウル(聯合ニュース)
対外経済長官会議で冒頭発言する朴長官=28日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国企画財政部の朴宰完(パク・ジェワン)長官は28日の対外経済長官会議で、世界経済の停滞が長引くとの見通しを示した上で、長期的な取り組みの必要性を強調した。
 朴長官は、フランスの経済学者・思想家のジャック・アタリ氏が提示した危機克服への戦略のうち、「柔軟性」に言及し、「危機の正体を把握し、その特性に合った対応策を講じるべき」と述べた。最近の世界経済の危機状況は財政や金融、システムなどが複合的に絡み合っており、回復には相当な期間を要するとの見方を示しながら、「短期の措置より、長い呼吸で遠くを見て経済体質を少しずつ改善することに重点を置くべき」と促した。
 来年も世界的に厳しい状況が続く中、国内では格差解消を目指し力を合わせる必要があるとした。
 一方、来年の新政権発足を準備するため、引き継ぎ委員会が始動したことに関連し、「政府は現政権と新政権の架け橋の役割を忠実に行う」と述べた。

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