【世宗聯合ニュース】韓国の鉱工業生産は11月に改善傾向を維持したが、投資は依然振るわなかった。
 韓国統計庁が28日に発表した産業活動動向によると、11月の鉱工業生産は製造業の好調で前月比2.3%増加した。
 鉱工業生産は6月から3か月連続で減少したが、9月から3か月連続の増加となった。
 サービス業(前月比0.8%増)、建設業(同1.9%増)なども改善し、鉱工業、サービス業、建設業、公共行政の4部門をあわせた全産業生産は前月より1.1%増加した。
 製造業の平均稼働率は77.4%で、前月比1.5ポイント上昇した。現在の景気状況を示す動向指数循環変動値は前月比0.1ポイント上昇、今後の景気を予測する先行指数は同0.3ポイント上昇となった。
 業種別の前月比生産をみると、半導体・部品が6.8%の大幅増を記録したほか、映像音響通信(5.5%増)、自動車(1.3%増)なども好調を示した。ただ、たばこ(10.7%減)、ゴム・プラスチック(0.9%減)、非金属鉱物(0.8%減)などは振るわなかった。
 出荷は前月比で内需用が0.5%増、輸出用が2.1%増となった。在庫は同2.4%増加した。半導体および部品(5.7%増)、映像音響通信(21.7%増)などが増えたため。
 サービス業生産は前月比で0.8%増加した。出版・映像・放送通信・情報(3.3%増)、卸小売(2.1%増)、運輸(1.7%増)などが改善し、下水・廃棄物処理(2.7%減)、教育(0.8%減)は悪化した。
 設備投資は前月より0.3%減、前年同月比では9.3%減となった。国内機械受注は公共部門(77.7%減)の不振が響き、前年同月比27.5%減少となった。建設受注は再開発住宅などが減少し、前年同月より17.4%減った。

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