【ソウル聯合ニュース】2013年は韓流の主軸がK-POPにとどまらず韓国文化全般に拡大する年になると予想される。
 ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」で火が付いた韓流は今年、歌手PSY(サイ)の活躍により転機を迎えた。アジア中心だった韓流が世界に広がる契機を確実なものにしたためだ。
 PSYは世界的なヒット曲「江南スタイル」で、「韓流不毛の地」と認識されていた米国や欧州にも堂々と進出した。韓国人歌手の曲としては初めて全英シングルチャートで頂点に立った。米ビルボードのシングルチャート「ホット100」では7週連続2位という大記録を打ち立てた。
 また、「江南スタイル」のミュージックビデオは動画投稿サイト「ユーチューブ」で史上初の再生回数10億回を突破した。
 未踏の地を切り開いたPSYについて所属事務所のYGエンターテインメントの梁鉉錫(ヤン・ヒョンソク)代表は「PSYはわれわれがどこに進むべきかヒントを与えたくれた。どこに行けばオアシスがあるのか、実質的な希望を抱かせてくれた」と語った。
 PSYの人気により大きな飛躍を遂げた韓流は2013年、「融合と拡散」をキーワードに定着を目指す。
 韓国政府は今年、さまざまな分野へのK-POP拡大に向け努力を傾けた。「韓流長官」と自負する文化体育観光部の崔光植(チェ・グァンシク)長官も「江南スタイル」について、「歌詞が韓国語だという点に意味がある」と評価し、韓流がK-POPやKアートを超えてKスタイルへと移行する真っただ中にあると強調している。
 2013年はこうした動きが加速しそうだ。今年大成功を収めたPSYは米国市場を体系的に攻略する。来年2~3月ごろに米国をはじめ世界市場でニューアルバムをリリースする計画だ。ニューアルバムは、「江南スタイル」のヒットで誰も予想していなかったビックスターとなったPSYの事実上の世界デビューアルバムとなる。PSYは海外でのツアー公演も企画しているという。
 韓流拡大というキーワードはこれまでの韓流ブームをけん引したドラマなど放送番組にも適用される。
 地上波放送局は中東などに支社を新設するなど、中国、日本のみならずほかの地域への韓流拡大に重心を置く方針だ。
 ドラマ中心だった輸出コンテンツのジャンルも多様化される。エンターテインメントはもちろんドキュメンタリーの輸出にも力を注ぎ、共同制作なども試みる計画だ。
 MBCの李容碩(イ・ヨンソク)グローバル事業本部長は「2013年はK-POPとドラマ中心だった韓流のジャンルを韓国料理やファッションに拡大し、地域も広めようと思う」と話している。
 文化体育観光部も草の根レベルでの韓流ブーム定着に焦点を合わせる方針だ。インディーズバンドなど新しいジャンルが新たな海外市場を開拓できるよう集中的に支援する。録音や制作、広報活動の基盤作りに向け15億ウォン(約1億2000万円)の予算を編成した。
 同部関係者は「新しいジャンルの開拓と融合に焦点を合わせて韓流を支援する。幅広い支援を目指したい」と述べた。

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