【ソウル聯合ニュース】韓国農林水産食品部は13日、1~11月の農産物の輸出額は72億9000万ドル(約6080億円)で、前年同期比5.1%増加したことを明らかにした。
 今年の目標額100億ドルには届きそうにないが、世界経済の低迷を考えると善戦したといえる。
 今年最大の輸出品目となったのはマグロ類で、輸出額は5億6000万ドルと64.4%急増した。年間では6億ドルを超える見通しだ。タイや中国向けに缶詰原料用の輸出が大幅に増えたため。
 昨年首位だったたばこは、16.8%増の5億4000万ドルだった。輸出先の多様化が目立つ。
 続いてのりが2億1000万ドルと集計された。2010年に1億ドルを突破してから2年で2億ドル達成に成功した。今年は米国やタイなどの大型小売店に納品された。農林水産食品部は「のりは世界化に成功した韓国食品。おかず用や間食用として人気だ」と説明した。
 今年輸出額が1億ドルを超えた品目は、コーヒーや砂糖、飲料、即席麺、高麗人参、「第3のビール」、焼酎など計12品目に上る。第3のビールは日本で人気を集めているという。また、パプリカの輸出も1億ドルに迫ろうとしている。
 輸出先を地域別にみると、東南アジア諸国連合(ASEAN)向けが15.8%、欧州連合(EU)向けが14.7%急増した。K-POPやドラマなど韓流ブームが追い風になったと分析される。 

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