【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が近く米国本土やアジア・太平洋諸国を射程圏内とする大陸間弾道ミサイル(ICBM)を確保すると、元在韓米軍司令官のバーウェル・ベル氏が指摘した。米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が30日、伝えた。
 ベル氏はVOAとのインタビューで、「北朝鮮はこれまで長距離ミサイル発射に何度も失敗しているが、技術的な問題を乗り越えるのはそれほど難しいことではなく、近くICBMも発射できるようになるだろう」との見解を示した。
 また、北朝鮮の長距離ミサイル開発レベルはイランと同水準だが、技術的レベルは1段階上回っていると指摘した。
 北朝鮮で長距離弾道ミサイル発射の兆候がとらえられたことに対しては、北朝鮮が核兵器を輸送できる手段を有していることを韓国や米国に誇示しようとするものだと分析した。
 ベル氏は2006~2008年に在韓米軍司令官をはじめ、韓米連合司令官、国連軍司令官などを務めた。
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