【ソウル聯合ニュース】韓国の全国経済人連合会(全経連)が売上高上位600社を対象に調査した12月の景況判断指数(BSI)見通しは82となり、7か月連続で基準値の100を下回った。2009年3月(76.1)以来の低水準となった。
 BSIは100を上回ると、景気が回復するとみる企業が悪化するとみる企業より多いことを意味し、100未満はその逆となる。全経連は企業の景況感が悪化したのは、欧州債務危機に加え、米国で大規模な財政引き締めが起きる「財政の崖」への警戒感、中国の内需主導への転換など、新たな不安材料が重なったためと分析している。
 BSIが7か月以上基準値を下回ったのはアジア通貨危機が発生した1997年(31か月)、クレジットカードの野放図な発行で自己破産者が続出した2004年(9か月)、世界が金融危機に襲われた2008年(11か月)など深刻な経済低迷期だった。
 12月BSIの部門別の見通しは輸出(90.3)、内需(96.1)、投資(93.8)、雇用(98.9)、資金(93.0)、採算性(85.8)など、ほぼ全部門で基準値を割り込んだ。業種別では重化学工業(74.3)が軽工業(95.3)より低かった。
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