男は1月にソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ込んだ罪で起訴され、懲役10月を言い渡された。その捜査の過程で、昨年12月に靖国神社に火炎瓶を投げ込んだと自供したことから、日本当局は今年5月、韓日犯罪人引き渡し条約に基づき男の身柄引き渡しを要請した。一方、中国当局は被告を政治犯とみなし自国に送還するよう要請した。これに対し韓国法務部は、犯罪者引き渡し審査請求を決定した。男は韓国で服役し今月出所したが、再び拘束されている。
経済的な状況などを考慮すると、男の弁護には国選弁護士がつくと予想されていた。しかし、法曹界関係者によると、中国大使館は韓国の法律事務所約10か所に相談し、熟考の末に法務法人世宗を選んだという。
初審問では世宗所属の弁護士5人が弁護する予定だ。弁護団は元ソウル中央地検長や元ソウル高裁部長判事などそうそうたる顔ぶれという。
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