【ソウル聯合ニュース】現代自動車は27日、米国の中古車査定会社ALG(オートモーティブ・リース・ガイド)がこのほど発表した「残存価値賞」で自社の3モデルが最優秀賞を獲得したと明らかにした。
 同賞は、新車購入から一定期間後の残存価値を評価し、最も価値が高く維持されていると予測されるモデルを表彰するもの。車の売却価格に影響を与えるため、米国の消費者が新車購入時に参考にする指標とされる。
 現代自は「アバンテ(輸出名:エラントラ)」がコンパクトカー部門、「グレンジャー(同:アゼーラ)」がフルサイズカー部門、「サンタフェ・スポーツ」が中型SUV(スポーツ用多目的車)部門でそれぞれ最優秀賞を受賞した。
 アバンテの受賞は3年連続。昨年に米国で発売された新型グレンジャーは、日産の「マキシマ」が4年連続で受賞していたフルサイズカー部門で首位を奪い、今年4月に米国で発売されたサンタフェも3年連続首位だったスバルの「アウトバック」を制した。
 ブランド別ランキングでは、現代自はホンダに続き2位と、昨年から1ランクアップした。
 現代自と傘下の起亜自動車は米国で燃費表示の水増しが発覚し、先ごろ問題のモデルの表示を訂正した。この問題で、消費者から中古車の価値が下がるとの批判を受けていたが、今回の受賞が信頼回復の追い風になりそうだ。
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