【ワシントン聯合ニュース】米国務省のヌランド報道官は26日の会見で、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射の準備状況に関し、現時点で具体的な情報はないことを明らかにした。
 同報道官は「新たなものは全くない。これまで接してきたのと同じようなうわさやメディアの報道があるだけ」と話した。
 その一方で、「今回の機会を通じ、4月に採択された国連安全保障理事会の議長声明を喚起したい」と強調。声明では、北朝鮮が弾道ミサイル技術を用いたいかなる発射もこれ以上行わないよう求めていることに言及した。
 韓国政府当局は最近、衛星写真などを根拠に、北朝鮮が長距離ミサイル発射を準備しているとの分析結果を示している。ヌランド報道官の発言は、これとは温度差があるといえる。
 一方、ミャンマー向けの貨物船から核やミサイル開発などに使える北朝鮮製のアルミニウム合金が日本政府により押収されたと、日本のメディアが報道したことに対し、「確認することができない。日本政府からこれに関し連絡を受けたかについても確認できない」と答えた。
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