「国民面接 朴槿恵」と題した討論では4人の専門家と市民が朴候補に質問する「面接」の形で進められた。朴候補は冒頭、「私の政治人生の最後という覚悟で最善を尽くす。きょうの国民面接でぜひ合格点をもらいたい」と大統領選への覚悟を口にした。
朴候補は北朝鮮による延坪島砲撃のような事件が再発する場合、女性大統領として速やかで断固たる意思決定が可能かという質問に対し、「男性か女性かではなく、正しい選択ができる安保観と世界観が重要だ」と述べた。その上で、「46人の将兵が犠牲になったが、それを爆沈ではなく沈没とし、再調査云々と北朝鮮の顔色をうかがう人が北朝鮮のミサイル脅威に対応できるのか」と語り、民主統合党と文候補をけん制した。
朴候補は当選すれば、一定期間は自身の側近を公職に任命しない考えを明らかにした。また、約1000兆ウォン(約76兆円)に上る個人負債は個人だけでなく、国の経済に大きな脅威になると指摘。最優先課題として個人負債問題の解決に取り組む姿勢を示した。また、教育費を削減するとともに雇用創出に注力し、国民の7割が中間層になる国づくりを目指すとした。家庭内暴力や性暴力、不良食品など4つの社会悪の根絶を掲げた。
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