ロト抽選会の模様=(聯合ニュース)
ロト抽選会の模様=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で数字選択式の宝くじ「ロト」が発売されてから、12月2日で10年を迎える。これまで成人1人当たり平均約73万ウォン(現在のレートで約5万5400円)を購入した計算だ。
 ロト人気が最高潮に達したのは発売翌年の2003年だった。企画財政部の福券(宝くじ)委員会によると、宝くじを購入できる満19歳以上の韓国人1人当たりの購入額は2003年に10万6473ウォンに上った。しかし、販売過熱に批判が高まると、当せん金の繰り越し回数が減らされ1等の当せん金が縮小し、人気は下火になった。1人当たり購入額は2004年の9万875ウォンから2005年に7万5586ウォンに落ち込み、2008年には6万61ウォンまで下がった。
 しかし2009年から増加に転じ、昨年は7万1659ウォンに上がった。今年は10月までの販売実績を基に年換算したところ、昨年並みの7万1001ウォンと集計された。
 宝くじは景気が悪いほど購入が増えるとされる。また、2009年にロト当せん番号の操作疑惑をめぐり、当局が操作事実は確認されず、操作の可能性は低いとの見解を示したことも影響したようだ。
 ロト発売から10年で、1人当たりの購入額は73万4518ウォンに達したことが分かった。
 ただ、海外と比較すると少ないほうだ。2008年に韓国の1人当たり購入額は69ドル(約5690円)で、経済協力開発機構(OECD)平均(204ドル)の3分の1程度にとどまった。

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