【ソウル聯合ニュース】韓国国債の格付けがここ5年間、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち、最も上昇したことが26日までに分かった。
 韓国国際金融センターによると、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2007年末から今年10月末までに韓国国債の格付けを「A2」から「Aa3」に2段階引き上げた。また、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は「シングルA」から「シングルAプラス」に、欧州系格付け会社のフィッチ・レーティングスは「シングルAプラス」から「ダブルAマイナス」にそれぞれ1段階格上げした。
 日本や米国など15カ国は同期間に世界金融危機や欧州債務危機の影響を受け、格付けが下落。ドイツなど「トリプルA」11カ国は格付けに変更はなかった。
 2回の大きな経済危機の中で韓国の格付けがOECD加盟国のうち最も上昇した背景には、財政の健全性がある。
 国際通貨基金(IMF)が先月に発表した報告書をみると、韓国の国家負債は国内総生産(GDP)比33.5%水準で、200%前後となっている財政危機国とは大きな差がある。
 信用リスクを表す指標も好調を示している。財政破綻リスク指標の韓国国債(5年物)のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)保証料率(プレミアム)は22日、59.0ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を記録し、2008年1月以来、約5年ぶりに60bp以下に下落した。これは日本や中国より低い。

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