【ソウル聯合ニュース】韓国で個人負債の増加が経済成長率を上回る状況が続いている。
 韓国銀行(中央銀行)が22日に発表した統計資料によると、7~9月期の家計信用(個人負債)残高は937兆5000億ウォン(約71兆1600億円)だった。前四半期より13兆6000億ウォン増加し、過去最大となった。家計信用とは、個人向け融資と販売信用(クレジットカード購入など)を足したもの。前年同期比では5.6%増加した。
 これは、7~9月期の国内総生産(GDP)増加率(前年同期比1.6%)を大きく上回る数値だ。
 銀行の個人向け融資は2.2%の増加だったが、非銀行金融機関での融資は7.6%増、その他金融機関の融資は11.1%の増加となった。
 個人向け融資が、銀行から金利の高い消費者金融に流れていることがうかがえる。
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