【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官は22日、北朝鮮が韓国大統領選(12月19日)前後に挑発行為を起こす可能性があるとし、韓国軍に対し徹底した備えを指示した。
 金長官は京畿道・竜仁の第3軍司令部を訪問し、北朝鮮軍の動向と韓国軍の準備態勢について報告を受けた後、「北朝鮮が(南北関係を)戦争か平和かと追い込むため、挑発することもあり得る」と強調した。大統領選後も、韓国の新政権に対し、手慣らしとして挑発する可能性があるという。北朝鮮の挑発に韓国は撃退で応じるしかないと述べた。
 また、「南北間の60年間の対立は、世界のどの歴史もない特異な状況」とした。北朝鮮による延坪島砲撃から23日で2年がたつことに言及し、今後の対応が重要と強調した。
 一方、軍関係者によると、現時点で北朝鮮軍に挑発の兆候はみられない。
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