【ソウル聯合ニュース】韓国の輸出が今月に入り、穏やかな増加傾向を示している。
 企画財政部と関税庁によると、今月1~20の輸出額は281億1500万ドル(約2兆3200億円)で、前年同期(276億5800万ドル)より1.7%(4億5700万ドル)増加した。
 月間輸出額は世界的な景気低迷で7~9月にそれぞれ8.7%、6.0%、2.0%減少したが、10月は1.1%の増加となり今月も増加傾向が続いている。
 企画財政部関係者は「先月に続き中国向け輸出が好調で増加傾向にあるため、今月の輸出額は期待できる」と話した。
 輸入額は279億2200万ドルで、前年同期(284億9100万ドル)より2.0%(5億6900万ドル)減った。
 輸入額は内需低迷や消極的な投資の影響で、今年3月から減少傾向にある。
 ウォン高の動きによるものだという見方もあり、ウォン高が進むと予想した輸入業者らが急ぐ必要のないものについては、輸入を先延ばししていることが考えられる。
 前月同期の貿易収支は1億9300万ドルの黒字。今月を含め10か月連続の貿易黒字となる見込みだ。

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