【アブダビ聯合ニュース】アラブ首長国連邦(UAE)を訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領は21日、大統領選(12月19日投開票)の候補者が原発建設に対して否定的な公約を出していることに懸念を示した。
 原発の輸出を推進している李大統領は、記者団との懇談会でUAEから受注した計200億ドル(1兆6448億円)の原発4基について言及。今後60年間に管理サービスや運営費だけで180億ドルに上るビジネスだとした上で、原発に否定的になることは原発輸出競争国のフランスや日本を喜ばすことになるとの見解を示した。
 李大統領はUAEが新たに原発を建設するプランを持っていることに触れ、「来年後半が重要な時期になるが、次期政権がどうするかは分からない」とし、大統領退任後の受注競争の行方を心配した。
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