【ソウル聯合ニュース】今年韓国を訪れた外国人観光客が21日、1000万人を超えた。年間外国人客数が1000万人を上回るのは初めて。韓国文化体育観光部は今年1年間の外国人客が1130万人になると見込んでいる。
 同部などは仁川国際空港で記念式典を開き、1000万人目に訪韓した中国人女性に花束や記念品を贈った。
 韓国を訪問した外国人は1978年の100万人から2000年に500万人に、昨年は980万人と右肩上がりで伸び続けている。
 今年1~10月の訪韓外国人は日本人が前年同期比14%増の300万人で最も多く、中国人は29.5%増の244万人。米国人は5.8%増の60万人、東南アジア人は9.7%増の150万人だった。韓国政府は大規模国際会議の開催やドラマ、K-POPなど韓流ブームが後押ししたと分析している。
 外国人客の増加に伴い、観光産業指標も改善している。文化体育観光部によると、観光収支赤字は2007年の109億ドル(約8918億円)から今年は12億ドルに89%減少する見通しだ。また、観光収入は2007年の61億ドルから今年は143億ドルに伸びると予想した。医療観光客は2007年に比べ838%多い15万人、クルーズ船客は590%増の25万人だという。国際会議の開催数は2007年に268件と世界15位だったが、昨年は469件を開催し、6位に上昇した。
 観光当局は大規模国際会議の誘致や観光商品の開発に注力する方針だ。

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