輸出される韓国完成車(資料写真)=(聯合ニュース)
輸出される韓国完成車(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】今年は韓国車のアフリカ向け輸出が、アジア向けを上回っていることが21日、分かった。
 韓国自動車産業協会によると、1~9月にアフリカに輸出された韓国車は14万6976台、アジア向け輸出は12万9074台と集計された。
 昨年同期はアジア(15万7819台)向け輸出がアフリカ(12万1030台)向けより多かった。しかし、今年は対アフリカが21.4%伸びたのに対し、アジアは18.2%減少し、逆転した。
 完成車業界はアフリカ市場について、産業需要の拡大が続く新興市場であり、北アフリカ情勢も昨年に比べると良くなり需要が盛り返したためと分析している。
 現代自動車・起亜自動車の1~9月の対アフリカ輸出は10万4819台で、前年同期比32.9%増加した。特に南アフリカ共和国向けの輸出が増えたという。
 韓国GMの関係者は、北アフリカ向けの船積みが今年は昨年より1万台多い2万5000台になると予想した。
 一方、アジア向けの輸出台数は、世界的な不況が響き、完成車各社20~60%落ち込んだ。
 東南アジア市場は景気減速の影響が大きい上、日本車の攻勢で苦戦しているようだ。中国市場は成長鈍化に加え、現地工場で生産される韓国車も増えた。
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