【ソウル聯合ニュース】韓国の対外債務に占める短期対外債務の割合が低下し、対外債務の構造が改善した。
 韓国銀行(中央銀行)が20日に発表した9月末の国際投資対照表によると、9月末現在の韓国の短期対外債務残高は1326億ドル(約10兆7800億円)で、6月末より81億ドル減少した。
 対外債務に占める短期対外債務の割合も31.6%と、6月末に比べ2.2ポイント下落し、1999年末(29.7%)以降で最も低かった。
 1年以内に返済しなければならない短期対外債務は満期までの期間が短いため、経済的衝撃が生じた場合、いち早く回収される。短期対外債務の割合が低くなったことは、対外債務の構造が健全化したことを意味する。
 長期対外債務残高は同117億ドル増の2867億ドルで、9月末現在の対外債務の総額は同36億ドル増の4194億ドルとなり、4四半期連続で増加した。
 韓国銀行は「短期対外債務が減少したのは銀行など預金取扱機関の借入金償還のためだ。外国人の国内債券への投資が増え、銀行や一般企業の海外での債券発行が成功し、長期対外債務は増えた」と説明した。
 一方、対外債権残高は9月末現在、5266億ドルで6月末より179億ドル増加した。対外債権から対外債務を引いた純対外債権残高は1072億ドルで、同143億ドル増加した。
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