大統領選について語る安哲秀氏=20日、ソウル(聯合ニュース)
大統領選について語る安哲秀氏=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選(12月19日投開票)への出馬を表明している無所属の安哲秀(アン・チョルス)氏は20日、聯合ニュースの単独インタビューに応じ、自身が野党系の大統領候補になった場合は最大野党・民主統合党中心に幅広く国民の支持を受けられるようにすると述べた。安氏は同党の文在寅(ムン・ジェイン)氏と候補一本化を進めている。
 文氏との話し合いによって候補を決める可能性については、「実務協議で決められない時には話し合う」とし、あくまでもルールにのっとった競争を経て一本化を進めるべきとの考えを示した。その上で、「勝手に譲歩すれば支持者は納得しない」と述べ、文氏に安易に野党系候補の地位を譲る考えがない点を強調した。

 安氏は一部から上がっている「無所属候補の限界説」に対し、大統領に就任した場合、民主統合党が安定した国政のパートナーになるとした上で、「孤独で、全国会議員を説得しなければならないという状況にはならない」と断言した。
 民主統合党への入党については、文氏と入党について話をしたことがないと述べた上で、「どちらが候補になったとしても、双方の支持者が一つになって統一候補を支持する」と述べるにとどめた。
 一本化がもつれた場合、候補登録日(25~26日)以降も交渉する可能性があるかとの問いには、「26日までに一本化できるよう最善を尽くす」と力説した。
 一本化の方法について、安氏は世論調査結果に加え安氏の支持者や民主統合党支持者の意志を反映する方式を主張している。文氏は別の方式を主張しているが、「基準が公正で客観的なら、(方式は)合意できるのではないか」と強調した。
 政治経験のない安氏を批判する声が出ているが、「(米国の)オバマ大統領もクリントン元大統領も最初は同じような批判を受けたが、リーダーとして国をうまく導いた。私も自信がある」と話した。

 与党セヌリ党・朴槿恵(パク・クンヘ)候補との競争力の比較については、「大統領をしたことがないという点では同じ」と述べた上で、「私が政治にもうまく適応するだろうと(国民が)判断したため、世論調査で1年以上にわたり高い支持率を維持できている」と自信をみせた。
 21日にテレビ討論を行う文氏との一本化に敗れた場合の身の振り方については、「国会議員選挙に出るかどうかは分からないが、新しい政治のためにできることを探す」と政界に身を置く意向を示した。
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