業界によると、上半期(1~6月)のデビットカード利用額は39兆5964億ウォンで、前年同期に比べ22.0%増加した。これに対し、クレジットカード利用額は283兆2974億ウォンで、3.4%増にとどまった。デビットカードの増加率はクレジットカードの6倍以上となった。
デビットカードの利用額は昨年1~3月期から今年4~6月期までの各四半期、約1兆ウォンずつ増えている。今年は通年で100兆ウォンを突破すると予想される。
クレジットカード市場にデビットカード利用が占める割合も上半期に14.5%と、前年同期から1.7ポイント拡大した。
金融当局が個人負債を縮小させようと、デビットカードなど銀行の預金口座から即時に引き落とせるカードの活性化政策を打ち出したほか、銀行系のクレジットカード会社が中心となり市場を攻略したことが奏功したようだ。また、不況で懐具合に余裕がなくなった消費者も、借金を増やすまいと、クレジットカードよりデビットカードを多く使うようになったことも影響したとみられる。
デビットカードは、短期収益性がクレジットカードより低いというデメリットがある。しかし、クレジットカード発行が難しい未成年や大学生、新社会人などを主要ターゲットとして成長してきた。ブランド知名度効果を上げながらメーン取引カードとして発展する可能性も高いと見込まれる。
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