【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は16日、市銀頭取らが出席した金融協議会で、大手銀行はつぶれないという認識が問題だと指摘した。
 4日にメキシコで開催された主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で提起された国際金融システム上重要な銀行「G-SIB」に対する規制について、韓国の銀行にG-SIBが存在しないことが間接的にも影響を受けていると強調した。
 この規制は、好景気のときにリスクの高い投資を重ねて金融危機を自ら引き起こした銀行に対し、倒産した場合の社会的影響の大きさを考慮し政府が救済に乗り出すことが納税者負担になるとの批判を受けてつくられたもの。
 G20で提起されたシャドー・バンキング(証券会社やヘッジファンドなどの非銀行金融機関)規制については、欧米など先進国ではシャドー・バンキングが銀行よりも規模が大きい場合もあるが、韓国では状況が異なると述べ、先進国と同様の規制は難しいとの見解を示した。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0