【ソウル聯合ニュース】韓国企画財政部の朴宰完(パク・ジェワン)長官は15日、政府の危機管理対策会議で、韓国の将来を背負う若者の意欲低下に懸念を示した。
 同長官は「高学歴や資格取得を目指す雰囲気が広がる韓国社会を見直す必要がある」と強調。最近のアンケート調査結果に言及しながら、若者のチャレンジ精神の欠如を指摘した。韓国と中国、日本の若者を比較した調査でも、韓国の若者の意欲は、中国を大きく下回ったという。
 その上で朴長官は、「青年のチャレンジ精神育成の重要性を認識し、覇気溢れる社会ムードを広げ経済教育システムを改善するために努力する」と約束した。
 また、生産基地が海外に移転し、韓国の輸出の流れが滞っていることを指摘した。「輸出増加は経済の回復と成長に直結する。自由貿易協定(FTA)効果を最大限高め、国内の生産輸出基盤を広げるなど、輸出への活路開拓に努めるべき」と促した。
 最近の景気動向については、欧州や米国は依然不安材料があり、韓国経済も中小企業や小規模事業者の景況感が落ち込んでいると説明した。

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