【釜山聯合ニュース】釜山市は昨年3710件のMICE(企業ミーティング、国際会議、展示会などの集客イベント)を開催し、3576件のソウル市を上回り全国1位となった。
 釜山観光コンベンションビューローが14日、韓国観光公社の報告書を引用し明らかにした。
 釜山市、ソウル市に次いで3位は京畿道(2856件)、4位は大邱市(2017件)、5位は江原道(1910件)、6位は光州市(1158件)の順。釜山市は2010年の2495件から1215件増えた。
 ビューロー側は誘致数増加の理由について「展示コンベンションセンターのBEXCOのほかに釜山地域のホテル、大学などイベント開催地が多様化し活性化しているため」と説明した。
 釜山市を訪れたMICE参加者の支出も、韓国人は1人当たり約160万ウォン(約11万7700円)と全国で1位を記録、外国人は約320万ウォンとソウルに次いで2番目に多い。
 韓国観光公社が分析した「主要場所別国際会議開催現況」によると釜山市の3か所(BEXCO、ノボテルアンバサダー釜山、パラダイスホテル釜山)が全国上位10位以内にランクインした。
 ノボテルアンバサダー釜山はコンベンション施設のうち、ソウル市内の総合展示場COEX、BEXCOに次いで3位となり全国のホテルのうち最も多い開催件数を記録した。
 ビューロー関係者は「今回の成果は釜山市が観光コンベンション産業を4大核心戦略産業に選定し、展示コンベンションを新設するなど集中的な支援を行い、釜山観光コンベンションビューローとBEXCO、ホテル、国際会議専門企画会社など、地元のMICE関連企業が共同でマーケティングに取り組んだ結果だ」と話した。
 釜山市は昨年、アジア・太平洋エイズ国際会議(4000人)、釜山世界開発援助総会(2500人)など352件の国際会議を開催した。
 また釜山国際モーターショーや釜山国際観光展などの大型展示会開催で大規模集客に成功している。
 今年もライオンズクラブ国際大会(5万5000人)やIWA世界水会議(5500人)などの大規模国際会議を開催し、地域の経済活性化につながっている。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0