【ソウル聯合ニュース】外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官は14日、聯合ニュースの報道チャンネル「ニュースY」のインタビューで、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議について、参加国の指導部交代が続いており新たに協議を仕切り直せるのではないかとの期待感を示した。
 金長官は、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け米国が食糧支援を柱とする2月の米朝合意を破棄するなど、米朝の信頼関係が損なわれたと指摘。「北朝鮮が信頼回復に向けた措置を取れば、(米朝間)対話の扉が開かれるのではないか」との見解を示した。
 再選を果たしたオバマ米大統領の2期目の韓米関係については、オバマ大統領は韓国をよく理解しており、韓米関係は現在のように良好な関係が続くだろうと見通した。
 習近平国家副主席中心の新指導部になる中国との関係については、「これまで経済中心に発展してきたが、最近は政治や安全保障問題に関しても対話をしている」と指摘。朝鮮半島の平和と安定の維持は中国の基本的立場であるため、韓中の協力関係は継続するとの見通しを示した。
 また、米中G2(二大国)時代における韓国外交の方向性については「韓国が主導的に動かなければならない。南北関係も韓国と北朝鮮が直接対話して解決していかなければならない」と強調した。

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