【ソウル聯合ニュース】経済協力開発機構(OECD) が13日発表した加盟国の9月の景気先行指数(CLI)で、韓国は100.46と、前月から0.05ポイント上昇した。6か月連続で基準値の100を超えた。
 同指数は、産業活動動向や国内総生産(GDP)の流れ、通貨量などを基に、観測時点から4~6か月後の景気動向を占う。100以上で前月より上昇した場合は景気の拡張、下がれば後退の状態、100未満で前月比上昇なら回復、低下なら停滞を意味する。
 韓国のCLIは昨年11月から上昇が続き、特に今年4月(100.05)以降は基準値を上回っている。来年初めに景気が拡張局面に入る可能性が高まっていることを示唆する。
 韓国企画財政部の朴宰完(パク・ジェワン)長官はこのほど講演会の席で、韓国の景気について「今年よりは来年のほうが少し良いだろう。急激な反転というよりは緩やかな回復にとどまり、欧州圏の危機が完全に解消されてはじめて、本格的に上向く」との見方を示している。
 一方、9月のOECDのCLIは平均100.22で横ばいだった。韓国や日本、中国を含むアジア主要5カ国の平均は99.12で、韓国を下回った。

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