【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選(12月19日投開票)に与党セヌリ党の候補として出馬する朴槿恵(パク・クンヘ)氏は12日、「北東アジアの安全保障」をテーマとしたシンポジウムに祝辞を寄せ「安保リーダーシップは一朝一夕で形成されるものではない。危機の予測・洞察力と危機管理能力、国を守る決断力、国家百年の計に向けたビジョンなどが、安保リーダーシップの中核だ」と強調した。
 国政運営や政治の経験が乏しいと指摘される最大野党・民主統合党候補の文在寅(ムン・ジェイン)氏や無所属候補の安哲秀(アン・チョルス)氏に比べ、自身の安保リーダーシップが優れていることアピールしたものと受け止められる。
 朴氏はまた「(海上の軍事境界線と位置付けられる)北方境界線(NLL)を無力化しようとする北朝鮮の間違った行動に堂々と対抗すべきだ」と主張。哨戒艦「天安」沈没事件、延坪島砲撃事件のような北朝鮮の挑発を防ぐため、抑止力を強化する必要があると訴えた。

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