【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は12日、定例のラジオ・インターネット演説で、先ごろのインドネシア・タイ歴訪の成果について「韓国の4大河川整備事業の経験を生かし、両国(韓国とタイ)の協力策を深く協議した」と述べた。
 昨年洪水で全土の70%が浸水被害に遭ったタイでは現在、130億ドル(約1兆330億円)規模の河川整備事業を国家プロジェクトとして推進しており、同事業の受注をめぐり韓日中3カ国が激しい競争を繰り広げていると説明。今年、タイのインラック首相が韓国の4大河川整備事業の現場を直接訪問した際、高い関心を示したとことも紹介した。
 先ごろの公式訪問中に李大統領はインラック首相と会談し、韓国企業の進出について協議したほか、治水事業が計画されているチャオプラヤ川を視察した。
 インドネシア訪問については「現地で推進中の大規模投資プロジェクトや防衛産業、エネルギー分野での協力関係を再確認した」と述べ、エコカー共同開発で了解覚書(MOU)を新たに締結したと明らかにした。
 そのほか、15日からスタートする医薬品のスーパーでの販売について「当事者の利害関係のため過去数十年間、実現しなかった」とした上で、「韓国の保健医療分野で画期的な出来事だ」と評価した。

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