【ソウル聯合ニュース】韓国内で外資系銀行が定期預・積金の金利を下げ、クレジットカードキャッシングサービスの金利を上げる手法で収益規模を拡大している。
 英金融大手のスタンダード・チャータード銀行は先月末、定期預金の年利を3年満期は2.8%から2.6%、4~5年満期は2.9%から2.6%に引き下げた。積み立ての場合、最大0.4%引き下げた。
 同行は2009年以降3年間、金融持ち株会社に7500億ウォン(約551億5000万円)を配当している。純利益に対する配当率は2009年に57.8%を記録して以降、62.0%、83.3%と毎年高くなっており、今年の国政監査で「国富流出」と指摘された。
 2011年会計年度に市中銀行で同行に次いで配当率が高い傾向にあったシティバンクは、キャッシングサービスの金利を引き上げた。
 12か月の場合、7.31%から7.33%、24か月の場合7.06%から7.12%に引き上げた。
 モーゲージローン(不動産抵当借入)金利も引き上げ、24か月の変動金利は4.26%から4.31%に、36か月は4.26%から4.31%になった。
 また、シティバンクは19日から現金自動預払機(ATM)の手数料適用時間を拡大するため利用者にとって負担になるとみられる。
 これら外資系銀行側は韓国銀行(中央銀行)の利下げによる金利の見直しを行ったと説明しているが、これまでの利子による収益が少なくないことを考えると行き過ぎだとの指摘が出ている。

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