単独会合を終えた文在寅氏(左)と安哲秀氏=6日、ソウル(聯合ニュース)
単独会合を終えた文在寅氏(左)と安哲秀氏=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】12月19日の韓国大統領選挙に出馬を表明した野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補と無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補が6日午後、ソウル市内で単独会合を行い、野党陣営の候補一本化で合意した。
 両陣営のスポークスマンは両候補が一本化を含む7項目について合意したと明らかにした。
 今月下旬の候補者登録までの一本化実現に向け、両氏は今後も会合を重ねる可能性が高いとみられる。
 一本化が実現すれば大統領選挙は事実上、与党セヌリ党公認候補の朴槿恵(パク・クンヘ)氏と野党統一候補の一騎打ちとなる見込みだ。
 両氏は候補一本化は選挙対策ではなく、新しい政治と政権交代を熱望する国民の意思に沿って行われるべきだと強調。政治革新と政権交代を求める両候補の支持者を一つにする国民連帯が必要だとの点で一致し、政党革新や政権交代に向けた連帯などを盛り込んだ「共同宣言文」を発表することで合意した。
 両候補はまた、「大統領選勝利と政権交代に向けた一本化」「価値と哲学が一つになった一本化」「未来を変革する一本化」の3原則を掲げ、セヌリ党政権延長に反対する国民の声を一つにまとめるために協力するとした。
 文氏は会合前にあいさつし「早い時期に国民に良い知らせを伝えたい」と述べ、安氏は「きょうの会合は新たな政治に向けた第一歩となる」と強調した。

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