第2セッションに出席した金滉植首相(右端)と野田佳彦首相(中央)=6日、ビエンチャン(聯合ニュース)
第2セッションに出席した金滉植首相(右端)と野田佳彦首相(中央)=6日、ビエンチャン(聯合ニュース)
【ビエンチャン聯合ニュース】金滉植(キム・ファンシク)首相は6日、ラオスの首都ビエンチャンで開催されたアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の第4セッションで、「いかなる国家も他国の領土や主権を侵害したり歴史的正義を歪曲する目的で、国際法の手続きや法治主義を乱用してはならない」と発言した。
 日本の野田佳彦首相が、いかなる問題も国際法と平和的な方法を通じて解決すべきだと述べ、独島問題の国際司法裁判所(ICJ)提訴の可能性に言及したことに反論したもの。
 金首相は当初、第4セッションで発言する計画はなかったものの、野田首相が独島問題に関連した発言をする可能性に備え、予定になかった発言を申請したとされる。
 金首相はまた、北東アジア地域の安定と発展について「2カ国間協力や韓日中3カ国の協力など多様なチャンネルを通じ、未来志向的な協力関係を築いていくことを希望する」と述べた。
 北朝鮮の核ミサイル問題については、対話を通じた解決を強調し、北朝鮮が改革開放に向かえるよう今後も国際社会と緊密に協力していくと話した。

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